大工 天井ボード 下地②
前回の続きで、天井ボードの下地(軽天)ご紹介します。
前回は、墨出し(下地高さの線)の出し方でした。次は、ランナー(金物)の取り付け手順です。
ランナーとは、スタッドという金物の受けになります。
これに、スタッドをかけていきます。
まず最初に、ランナーの下端を墨出しのラインに合わせて50の釘で、柱と間柱の位置に打っていきます(この時気をつけるのが、ランナーの上向きと下向きがあり、長くなっている方を下に向けます)。
次に、スタッドを取り付けていきます。
スタッドの取り付けピッチ(間隔)が、300mmの間隔でつけていきます。端々の2つのスタッドだけ、90のビスで柱又は間柱にとめていきます。
最後に、Cチャンネルをとめていきます。
スタッド長さが、2000mm以上を超える場合は、2000mm以内に、Cチャンネルをセットする必要があります。
Cチャンネルをつけることで、スタッドがたわみを防止してくれます。
まず、Cチャンネルを梁から吊るので、下のような金物を取り付けます。
これも、1000mm以内に梁にビスで止め、Cチャンネルをフック部分にカチッとなるまで、いれていきます。
ボルトも緩んでいたら、天井高に合わせて、ボルトを調整して締めます。
次に、Cチャンネルとスタッドを下記のような金物でとめていきます。取り付け方は、写真のようにスタッドとCチャンネルがくっついてるのを確認したら、爪を曲げて、固定します。
また、金物の付ける方向が交互になるようにします。
天井ボードの下地の完成形が下記のようになります。