日常と建築

国内、海外の建築、大工、AutoCAD、Revitなどなど載せていきます。

大工 天井ボード 下地②

前回の続きで、天井ボードの下地(軽天)ご紹介します。

 

前回は、墨出し(下地高さの線)の出し方でした。次は、ランナー(金物)の取り付け手順です。

 

ランナーとは、スタッドという金物の受けになります。

これに、スタッドをかけていきます。

 

まず最初に、ランナーの下端を墨出しのラインに合わせて50の釘で、柱と間柱の位置に打っていきます(この時気をつけるのが、ランナーの上向きと下向きがあり、長くなっている方を下に向けます)。

 

次に、スタッドを取り付けていきます。

スタッドの取り付けピッチ(間隔)が、300mmの間隔でつけていきます。端々の2つのスタッドだけ、90のビスで柱又は間柱にとめていきます。

 

f:id:oomori1002:20210113221744j:image

 

最後に、Cチャンネルをとめていきます。

スタッド長さが、2000mm以上を超える場合は、2000mm以内に、Cチャンネルをセットする必要があります。

 

Cチャンネルをつけることで、スタッドがたわみを防止してくれます。

 

まず、Cチャンネルを梁から吊るので、下のような金物を取り付けます。

f:id:oomori1002:20210113222630j:image

 

これも、1000mm以内に梁にビスで止め、Cチャンネルをフック部分にカチッとなるまで、いれていきます。

 

ボルトも緩んでいたら、天井高に合わせて、ボルトを調整して締めます。

 

次に、Cチャンネルとスタッドを下記のような金物でとめていきます。取り付け方は、写真のようにスタッドとCチャンネルがくっついてるのを確認したら、爪を曲げて、固定します。

 

 

f:id:oomori1002:20210113223457j:image

 

また、金物の付ける方向が交互になるようにします。

 

f:id:oomori1002:20210113224026j:image

 

 

天井ボードの下地の完成形が下記のようになります。

 

f:id:oomori1002:20210113224208j:image